目黒通りとその延伸計画

東京都道312号白金台町等々力線(東京都市計画道路 放射第3号線)を通称で目黒通りという。港区白金台(清正公前から、目黒を経由して多摩川の北側で多摩堤通りに接続する道路である。

起点: 東京都港区白金台一丁目 (国道1号)、清正公前交差点
終点: 東京都世田谷区玉堤二丁目
延長: 約9.8km

江戸時代の古地図にこの道路の姿を見て取ることができ、江戸から大鳥神社、目黒不動尊、さらには浄真寺(九品仏)に向かうための通りでもあった。1920年(大正9年)4月1日の「東京府告示第百六十二號」(府縣道ノ認定)により、東京都道312号白金台町等々力線の前身となる、東京府道20号芝溝口線が指定される。

目黒通りには急な坂が2か所ある。白金から来て目黒駅(標高30m)直後から目黒川(標高6m)までの権之助坂は勾配が急である。もう一か所は環状八号線と交差する等々力不動前交差点から多摩川まで、国分寺崖線上にあり急坂を下って、多摩川の土手・多摩堤通りに突き当たる。

多摩堤通りで終わっている目黒通りの延伸として多摩川に橋を架け、目黒通りを川崎市の都市計画道路宮内新横浜線へ接続する計画がある。供用開始はは2021年3月(平成33年)を予定している。

東京都は、2004年(平成16年)3月に策定した「区部における都市計画道路の整備方針」のなかで多摩川への新橋架橋を「優先的に整備すべき路線」としている。また、川崎市も2004年度より調査費を計上し、都市計画道路宮内新横浜線を多摩川河岸まで延長し、新橋を建設して目黒通りと接続する計画を構想している。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/12/20kcr100.htm

東京都都市計画道路放射第3号線
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/12/DATA/20kcr100.pdf

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